リモートユーザビリティテスト(リモートユーザーテスト)

リモートユーザビリティテスト(リモートユーザーテスト)のメリットと手法

リモートユーザビリティテスト(リモートユーザーテスト)とは、テスト会場に来ていただく代わりに、Web会議ツールなどを使用してオンライン上でユーザーがWebサイトやスマートフォンの画面、または家電や日用品などを操作する様子を観察し、操作中または操作後に意見や感想を聴取する調査手法です。

テスト会場で実際にお会いして行う会場調査には、ユーザーとのコミュニケーションの取りやすさ、観察のしやすさなど他に代えがたいメリットもありますが、リモートユーザビリティテストには、普段の利用環境で操作が行える、遠隔地の方でもご参加いただける、参加スケジュールの調整がしやすい、費用が抑えられるなどのメリットがあります。調査の要件や予算に応じて、最適な手法を選択するとよいでしょう。

リモートユーザビリティテストの手法

リモートユーザビリティテストには、モデレーターの有無により大きく2つの手法があります。

モデレーターあり   
  • モデレーターがインタビュー形式で調査を進める手法。会場調査をオンラインに置き換えた形式なので、リアルタイムで操作状況を観察し、即座に意見や感想を伺うことができます。
  • ZoomやTeamsなどのWeb会議ツールのほかに、UXリサーチ専用ツールも使用されています。
モデレーターなし   
  • モデレータが介在せず、ユーザーが専用のアプリをPCブラウザやスマートフォンにインストールし、画面の指示に従って操作・発話した内容を録画・アップロードする手法。ユーザー側の参加自由度が高く、短期間で多くの回答を回収できます。
  • 弊社では、統合ユーザーテストプラットフォームであるUXArmyを使用しています。

 

下記にそれぞれの手法の特徴をまとめましたので、参考になさってください。

会場調査

費用 高め
期間 △ サンプル数が多いと延びる
参加者 △ 会場の近隣地域の方のみ
△ 事前に合意した日時に参加
△ 初めての環境で参加
◎ 調査要件に合えばPC・スマホ未経験でも可
◎ ネット環境は会場で用意
モデレーター ◎リアルタイムでユーザーの操作状況・反応が分かる
◎課題や意見の深掘りがその場でできる
◎参加者サポートがしやすい
多言語対応 同時通訳で対応

リモートユーザビリティテスト(モデレーターあり)

費用 会場テストとリモートユーザーテスト(モデレーターなし)の中間
期間 △ サンプル数が多いと延びる
参加者 ◎ 地域は問わない
△ 事前に合意した日時に参加
◎ 普段の環境で参加
△ ある程度PCやスマホの利用に慣れている必要がある
△ 自宅に高速ネット環境が必須
モデレーター ◎ リアルタイムでユーザーの操作状況・反応が分かる
◎ 課題や意見の深掘りがその場でできる
△ 参加者サポートがややしづらい
多言語対応 同時通訳または自動翻訳(字幕)で対応

リモートユーザビリティテスト(モデレーターなし)

費用 低め
期間 ◎ 短期間で多くの回答を集められる
参加者 ◎ 地域は問わない
◎ 期間内で好きな時間に参加
◎ 普段の環境で参加
△ ある程度PCやスマホの利用に慣れている必要がある
△ 自宅に高速ネット環境が必須
モデレーター (介在なし)
多言語対応 自動生成の発言録を自動翻訳して対応

 

 

貴社のご予算やニーズに応じた調査/設計サポートをご提案いたします!

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