海外のお客さまに喜ばれる製品・サービスに必要なことは何かを、貴社とともに考えます。
皆さんは、インターネットで海外のサイトを見たり、海外でデザインされた製品を実生活の中で利用した際、「日本のものとは違う」という感覚を持ったことがあるでしょう。日本でデザインされたものにはない斬新さや、見たことのないデザインに、今までにない快適で楽しい利用体験を得られる半面、分かりにくさや使いにくさ、自分のためにデザインされたのではないという「違和感」を抱くのはよくあることではないでしょうか。
その「違和感」の理由は、使われている文言や説明が適切な日本語になっていないという翻訳の問題ももちろんですが、そもそも何を「分かりやすい」「使いやすい」と感じるかが、国や文化によって異なることがあるためです。
例えば、欧米のWebサイトやモバイルアプリの画面は、日本のものに比べて表示されている情報をできるだけ少なくし、シンプルにデザインしている場合が多くなっています。これはなぜなのでしょうか。
同じデザインのWebサイトに対して、異なる国のユーザーにアイトラッキング調査を行うと、まず情報の探し方が大きく異なることがわかります。例えばドイツのユーザーは、ページ上部を集中的に見て情報を探そうとするのに対し、日本のユーザーは短時間のうちにページ全体を見て目的の情報を探そうとしていることが分かります。中国のユーザーにも日本のユーザーと同じ傾向が見られ、ある一定の時間内で閲覧する情報量が多いことが分かっています。
Webサイトを操作してもらった後、事後インタビューでそのサイトや製品、会社に対するイメージを聞いてみると、ユーザーが期待した設計になっていないことが、それらについての印象を著しく下げ、再利用を阻んでいることがよくあります。日本のユーザーのために、情報量を多く親切に設計したつもりのサイトが、海外のユーザーには全く逆効果になっていることがあり得るのです。
このようなギャップを埋めるために、現地のユーザーに対してUX調査を行うことが、海外の企業では常識になっています。
弊社では、長年の海外UXコミュニティとの交流により、欧州・北米・アジア地域の現地UX企業との協業が可能です。対応可能な国については、お問い合わせください。
海外調査ではコミュニケーションギャップが最も懸念される点です。調査のご相談・調査設計までは日本語でもちろんOK。調査の実施は現地スタッフにお任せし、インタビュー内容の解釈に齟齬が出ないよう調査担当者と確認・調整したうえで、結果レポートは日本語または英語で作成いたします。
貴社のご予算やニーズに応じた海外調査をご提案いたします!